G3オールレディース HamaZoカップ 5/30~6/4
レース展望
多彩なメンバー勢ぞろい!
主戦は松本晶恵&平高奈菜!

 ヴィーナスシリーズ第12戦『マンスリーボートレース杯』は9月8日(火)から13日(日)までの6日間開催。登録16年未満の女子レーサーによる一般戦ながら、昨年度から『OG(ヴィーナスシリーズ卒業者)枠』が設けられ、戦いはより厳しさを増しています。
さらに、今年度からは24場全場開催。つまり、今回の浜名湖がちょうど折り返し地点となります。

 今年度のヴィーナスシリーズのスタートは4月7日初日の福岡(優勝は平山智加選手)。当節参戦メンバーの中では、 佐々木裕美選手 (7月丸亀の第8戦・イン逃げ)と 土屋南選手(7月住之江の第9戦・4コースまくり)に優勝歴があります。当然有力候補に他なりません。

 なかでもOG枠として参戦する佐々木裕美選手は経験豊富。加えて、常に「プロとは何か」を考えているママさんレーサーです。「誇りとして、自分の仕事を人に語ることのできる存在でありたい」と話す根底には、2007年2月レース事故で亡くなった夫・坂谷真史さんへの想いがあります。「仕事だから仕方なくやっているというのではなく、自分でこの仕事を選んだのだから、やりがいを感じ求めていきたい…」という言葉に愛と勇気を感じます。ちなみに、浜名湖は過去V2と実績十分です。

 一方の土屋南選手は、本来の選出対象のド真ん中。日ごろの練習成果が結実している感がある23歳です。というのも、岡山は若手がとても熱心に練習に励む地域。先輩レーサーや関係者が環境を整えるだけでなく、一緒になって取り組んできた歴史と経緯があります。
土屋選手もそんなひとりで、村岡賢斗選手の薫陶を受け必死に地力向上に取り組んできました。一気にステージアップする可能性大です。

 さて、優勝戦線を構成するメンバーとしては、紹介した佐々木裕美選手や土屋南選手に加え 松本晶恵選手平高奈菜選手細川裕子選手廣中智紗衣選手池田浩美選手三浦永理選手 などが挙げられます。

 松本晶恵選手は、今年3月の蒲郡と7月の桐生のオールレディースを制しておりV2。近況勝率も6.96あり堅調です。真面目で常に最善を尽くそうとする姿勢は崇高。優出歴こそあれ優勝のない浜名湖で今年3回目の栄冠を取りにいきます。

 また、6月23日に下関のレースでアクシデント。腕を骨折した平高奈菜選手も参戦予定です。全治2カ月と診断され入院した平高奈菜選手ですが、SNSを通じファンに対してメッセージを送るなどいつも通り気丈に明るくふるまっています。2020年は1月の宮島W優勝を皮切りに、4月のからつオールレディース・5月の丸亀一般戦で優勝。7点台から8点台の極めて高い勝率をマークしてきた凄みが圧倒的な信頼の支えでもあります。

 そして、地元で注目される池田浩美選手は近況6点台の勝率をマーク中。浜名湖は過去3回の優勝を誇るだけに3年4ケ月ぶりの栄冠に期待が集まります。
 もちろん、 三浦永理選手山下友貴選手 、それに自主訓練の成果が著しい 森下愛梨柴田百恵 の若手2選手も言うまでもありません。水面を熟知している有利さを結果に結びつけてくることでしょう。

 9月8日(火)から13日(日)まで6日間開催されるヴィーナスシリーズ第12戦『マンスリーボートレース杯』にどうぞご期待ください。

※文中のデータは8月1日時点のものです。

ライター:荻野滋夫(JLCアナウンサー)