優勝戦レポート
山口の熟練者・新良一規が当地通算V4!

 初日から梅雨入りとなり、天候が不安定な中行われた今節。優勝戦はなんとか雨に降られず迎えられた。1号艇を手にしたのは今節7戦中5勝のベテラン新良一規(山口)。2号艇は今節オール3連対を決め、地元初優勝を飾りたい河合三弘(愛知)。3号艇は当地4回目の優勝を狙う鳥飼眞(福岡)。続く4号艇は中堅モーターを仕上げ勝ち進んだ松下知幸(香川)。5号艇と6号艇には、南佑典(三重)と土性雅也(三重)の準地元2名が出そろった。
 進入は123/456の枠なり。4号艇・松下がトップスタートを決め、1周1マークへ。好スタートを切った3号艇・鳥飼と共に、内にいる1号艇・新良の懐を狙うも、新良はこれを押し切る。バックストレッチで早くも首位独走態勢となった新良に猛追する松下と鳥飼。1周2マークではトップ旋回する新良に次いで松下が先にコーナーを制すがターンが膨らみ、内から突き抜けた鳥飼が2番手を奪取。ここで2番手が確定し、続く3番手は松下と5号艇・南が拮抗した走りを見せ、こう着状態が続く。決着がついたのは2周2マーク、松下がコンパクトな旋回でわずかに優勢となり、そのまま上位隊形1-3-4でフィニッシュとなった。
 約8年ぶり当地通算4度目の優勝を飾った新良一規。当地SGウイナーが安定の走りで熟練者の底力を見せつけるレースだった。

登番 選手名進入
1 1 2930 新良 一規 1
2 3 3703 鳥飼  眞 3
3 4 3910 松下 知幸 4
4 5 4466 南  佑典 5
5 2 3690 河合 三弘 2
6 6 4340 土性 雅也 6
決まり手: 逃げ
2連単1-3 350円
2連複1-3 230円
3連単1-3-4 1,350円
3連複1-3-4 680円
レース展望

 「ボートレース界初の準優6レース制!」として2013年からスタート。初年度から51万舟券が飛び出し、蒲郡の歴代最高配当を大幅に更新して話題を集めた。今年で6年目を迎え、すっかりと恒例になった企画レース。どんなドラマが待っているのか!?
 今シリーズはA1が8人、A2が12人あっせんされているが、現級の選考期間は2017年5月から10月末までの数字。かなり前のデータになるだけに、今回は前期(2017年11月から2018年4月末)の勝率順に紹介する。
 筆頭は7.27の金子龍介(兵庫)。今期はA2にあまんじているが、実力は誰もが認めるところ。7月からはレギュラーポジションに戻る。
 当地は今年2月に2コース差しで快勝。「蒲郡は大好きです」と表彰式で話したように、これまでに4度の優勝歴を誇る。通算のV回数が53だけに、アウェーを考えるとかなり得意としている。迫力満点のコーナー戦で主役の座を奪い獲るか。
 2位は7.00の岡村仁(大阪)。昨年は9月のG1・高松宮記念(住之江)の優勝戦で痛恨のスリットオーバー。これにより、前期は当地のダイヤモンドカップ以外は一般戦が主戦場だった。一般戦を走れば、力が上なのは明白。自身2度目の7点アベレージを残した。キレのあるスピード戦は優勝候補の一人だ。
 3位は6.88の鳥飼眞(福岡)。ここ数年間は、九州地区選手権以外のG1を走っていないが、さばきがサビ付いたワケではない。かつてはバリバリの記念クラスでG14勝、SGもファイナルに7度も乗っている。自在戦でV戦線に絡んで来るだろう。
 4位は6.57の川上剛(福岡)。スタートで攻め込むタイプではないが、道中の運びが巧みで、常に舟券から外せない。また、インコースの時は、ビシッと踏み込んで勝機を逃さない。
 5位の大平誉史明(大阪)は6.50で、デビューして28年以上が経つが、通算のフライング回数は9本。それでいて、常にA1勝率を残す安定銘柄だ。
 6位の矢後剛(東京)は6.42で、一期でA1に返り咲き。セオリー重視のハンドルワークで常に上位争いへ加わる。
 7位の大橋純一郎(静岡)までが6.25で、A1ボーダーを超えた。2~5コースの勝ち度数があまり変わらないのが特徴。と言うことは、4、5コース時に買うのが効果的かもしれない。
 8位は地元の野中一平(愛知)。期末の当地ルーキーシリーズ第7戦では、気合の走りで節間6勝をマークした。アベレージを6.23まで押し上げて吉報を待ったが、惜しくもコンマ01届かなかった。「今期は7点を目指します」と決意。誰よりも走っている蒲郡で初優勝を狙う。
 7月からはA2に降格する伊藤誠二(愛知)菊池峰晴(群馬)新良一規(山口)だが、A1としての意地と実績がある。伊藤はオープンコースからの自在戦が主武器。特にカドからはメリハリのあるレースで展開を作ることが多い。新良は当地のメモリアル(1996年)でビッグタイトルを手中。思い出の水面でベテランの味を発揮するか。
 最後に愛知支部からは7選手が参戦。前記の野中、伊藤以外にもV戦線を賑わしそうな面々が参戦する。4月末のルーキーシリーズでは、A2勝負を決めた中村泰平(愛知)。初戦に不良航法を取られ窮地に陥ったが、そこからの奮闘は称賛に値する。同じ蒲郡のフレッシュルーキーで2期先輩の野中に追い付け追い越せだ。  
 河合三弘(愛知)畔柳俊吾(愛知)大須賀友(愛知)はしっかりとA2をキープ。河合は堅実な運びでオトナの走りを魅せ、畔柳のレースっぷりは気持ちが伝わって来る。大須賀はモーター出しにたけており、蒲郡の調整方法を熟知している。
 冨田秀幸(愛知)は大ケガから今年1月に復帰。4カ月が経過したが、まだ完全復調とは言えない。今は少しずつ本来の走りを取り戻している最中だ。

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