福岡は1マークが那珂川の中央部にはみ出し、満潮時には博多湾からのうねりと那珂川の流れがぶつかって複雑なうねりが発生する。この特殊な荒れ水面を乗りこなすのは容易ではなく、過去4年連続で優勝戦は1号艇敗退と、水面同様に波乱の様相を呈している。

 昨年もGⅠ優勝を含め、年間を通してトップ戦線で活躍した田村隆信(徳島)が他を圧倒する。当地はGⅠで2優出に、一般戦で3優勝と実績は十分だ。持ち前のターンテクニックでうねり水面を攻略し、優勝へと突っ走る。
 輝かしい当地実績を誇る地元の田頭実(福岡)も優勝候補の一人だ。当地では2004年のSGダービー優勝に、GⅠで2優勝を含む9優勝。昨年5月の特選レースはフライングで予選敗退も、それ以前は5節連続で準優1号艇を獲得し、力強い走りが続いている。三嶌誠司(香川)も当地でSG優出やGⅠで2優出と好実績を残し、昨年3月戦では王道Vと水面の走り方を熟知している。
 そのほか、当地GⅠ覇者の渡邊伸太郎(佐賀)に、吉田一郎(長崎)、別府昌樹(広島)も優勝争いに絡む。一発のある宮崎奨(香川)、北山康介(東京)に、事故禍から復調気配のある2大会前のうねり王・長岡茂一(東京)も侮れない。当地2優勝の青木幸太郎(福岡)に、小池公生(福岡)もスピードがあり、地元水面で楽しみな存在だ。