遠藤、浜田が第1回最速女王へ
真っ向勝負!
ボートレースの女子界に今年新たに誕生した大会は、その名もPGⅠスピードクイーンメモリアル! 主な選考基準がゴールタイムとあって、スピード自慢の女子レーサーが集結し、当地からファンに新たな風を吹き込む。
ボート史の新たな1ページにその名を刻むのは遠藤エミ(滋賀)だ。タイムでの出場こそ逃したが、出力低減モーターでは当地を含む9場の女子最速タイムを保持している。女子初のSG覇者であり、昨年は史上初の夏冬女子GⅠ連覇の偉業を達成。当地では2021年のGⅠレディースチャンピオンを準パーフェクトVと実績抜群で、第1回最速女王の座へ照準を絞る。
5場(平和島、蒲郡、津、尼崎、宮島)でトップタイムを記録し、今大会の選考基準において圧倒的な存在感を放ったのが浜田亜理沙(埼玉)だ。2023年のクイーンズクライマックスでGⅠ初制覇を果たして以降は、SGでも予選突破とさらに飛躍。レース場を問わず好タイムを出せる浜田も、女子最速の称号に近い一人である。
田口節子(岡山)、平山智加(香川)、平高奈菜(香川)、小野生奈(福岡)、香川素子(滋賀)と、タイムで代表権を掴んできたGⅠ覇者も優勝争いに名乗りを挙げる。当地で代表権を獲得した細川裕子(愛知)、選考期間内に鳴門で1分45秒2という1番速いタイムを出した西橋奈未(福井)も、最速女王にふさわしい存在だ。
地元からは昨年の女子勝率1位である三浦永理(静岡)をはじめ、長嶋万記(静岡)、山下友貴(静岡)、刑部亜里紗(静岡)の4選手がタイムで選ばれ、成長著しい川井萌(静岡)も出場。走り慣れた水面で躍動し、第1回大会に華を添える。